9月 松井屋商店 八田實さん

松井屋商店 八田 實さん


 

■お店の歴史創業当時~現在の変遷いつ頃どんな商売から現在に至っているか?


今回は参道で土産店を営んでいる松井屋商店の八田實さんに伺いました。

仲見世通りでご商売をされている中では最高齢の93歳。
とても仲のいいご夫婦として仲見世でも有名です。
早速ご主人の八田實さんにお話を伺います。

「創業は慶応4年(西暦1868年)ですので、もう今から150年も前になります。
ただ最初は今の様な土産ではなく私の祖父が旅館業として商売を始めました。
場所も善光寺参道ではなく現在の氷鉋(長野市南部)でした。」


■旅館業創業〜明治の大火〜そして土産専門店へ

今では希少な善光寺相馬焼

 

とても仲のいいご夫婦です
八田實さん93歳・奥様の貞子さん86歳

店内には古きをしのぶ大きな看板も

「当時は今の様にバスで日帰りなんてありませんでしたから、当時は善光寺参拝ともなれば宿を取るのが当たり前でした。
しかし明治の大火で(家屋)消失し、現在の場所(元善町)へ移りました。
その時に現在で言う土産品を扱い始めたのが土産店としての始まりです。」

仲見世では最高齢店主の八田實さんですが、こんなユーモアな一面も

「実は私は長年NHKに務めておりました。
その間、妻が子育てをしながら店を守ってくれていました。
NHKを退職後に家業を継いだわけですので、この町(元善町)ではまだまだ新参者ですよ(笑)。」


■どの様な商品を主に取り扱っていますか?

「招き猫や福助といった置物や、夫婦箸などです。
あとは相馬焼に善光寺と名前が入った焼き物は、今は無いので貴重な商品かもしれません。」


■時代と共に土産も様変わりしていく中で・・・

「仲見世で松井屋商店の明かりを少しでも長くとは思っていますが、いつまで出来るかわかりません。
息子も勤めに出ていてどうなるか分かりませんが、体調を気遣いながら細々と続けていきますよ。」

こんな事を笑顔で話すご主人を優しく見守る奥様。
本当に仲の良いご夫妻です。