8月 喫茶中村屋・中村屋吉右衛門 福島武さん

中村屋吉右衛門ソフトクリーム専門店 福島武さん

■お店の歴史創業当時~現在の変遷いつ頃どんな商売から現在に至っているか?


今回は参道で喫茶店を2店舗展開している株式会社中村屋 代表取締役社長 福島武さんに伺いました。

もともとは善光寺さんの隣町・東之門町で明治30年代の後半頃まで旅館業を営んでいました。
その後大正に入り、善光寺さんのお膝元である元善町に移り現在の場所にて旅館業を行いました。丁度その頃から善光寺参りが盛んになり始める頃でもあり、
今のようにバスや電車を使い「日帰りで!」とは気軽に訪れることは出来ない時代でありました。

更に善光寺参拝の最大の特徴は日の出の時間に始まる【お朝事】という行事があります。
このお朝事に合わせて参拝客は本堂へ入り、ご先祖の供養や個々の想いを遂げるわけです。
その為にはやはり善光寺周辺で宿泊しなければならないわけです。

■昔と今で商売の形態や商品構成はどのように変わってきたか?

威厳を感じる中村屋吉右衛門看板

 

隣の喫茶中村屋ではかき氷なども楽しめる
(写真はお父様の福島和人さん)

表看板も要チェックです

高度経済成長を迎えた昭和47年頃からは、夏はかき氷、冬はおしるこを中心にした喫茶店も始めました。
それから交通網の整備が進み、長野冬季オリンピックが開催される1998年に合わせ
長野新幹線(現・北陸新幹線)も開業し、今までよりももっと気軽に多くの参拝者が訪れるようになりました。
それに合わせるように、宿泊よりも喫茶部門が主流になり始めました。

また2003年には「中村屋吉右衛門」というソフトクリーム専門店もOPENし、
父が「喫茶・中村屋」を、私が「中村屋吉右衛門」をという2店舗体制になりました。

■現在力を入れている商品、売れ筋商品は?

「喫茶・中村屋」では今も昔も変わらず夏はかき氷、冬はおしるこをはじめ、
コーヒーやクリームソーダなどを提供させていただいています。

「中村屋吉右衛門」の方では定番メニューのソフトクリームはもちろん、
時期になれば季節の果物を使用したソフトクリームなど、季節限定のソフトクリームなどもご用意しております。

■今後どのようなお店を目指していきたいか?

様々なもの(文化や趣味嗜好)が変わりゆく現代でも、
あえてカタチを変えないということも大切だと考えます。
これからも参拝客の皆様が気軽に立ち寄れる、昔ながらの店でありたいと思います。